もうどうにもならなかった

K-POPといえば韓国の大衆音楽のことを指していますが、日本でも一時期は人気沸騰していた時代もありました。それも今は過去の話、けれどそうなるまでの過程には日本と韓国という国同士の問題も絡んでいる。そして音楽業界によくあるトラブル等、K-POPというジャンルがどうしてここまで堕ちてしまったのかを考察する、ここはそんなサイトです。

もうどうにもならなかった

日本での人気は絶大だった

女性アイドル、芸能人にとって時代を象徴する存在と言えるでしょう。日本の芸能界で言えばかつては子役時代だった美空ひばり、さらに伝説のアイドルと称される山口百恵さんもそうだが、その後に登場した松田聖子さんなども例外ではない。今でいうアイドルもそれなりに存在しているが、かつてと比べるとトップアイドルと呼ばれる立場の人間はあまり敷居が高そうに見えなくなったところが、日本の芸能界における致命的と言っても良いマイナスの変革といえるのではないだろうか。そんな中でいえば、韓国出身のアイドルというのはかつての日本においても定義された、模範的なアイドルではないだろう。

少女時代にしてもそうだが、彼女たち以上に日本において絶大な人気を勝ち得ていたグループといえば、何と言っても『KARA』だ。韓国でのデビューは2007年からだが、デビューこそ決して栄転と言わず、決して華々しいスタートを切ったとはいえない状況だったのです。あまりの人気の無さにデビューしたばかりの新人であるにも関わらず、デビューしてから10ヶ月という期間も目立った活動をしないというような、そんな状況だったのです。

ですがそんな彼女たちが2010年に日本でのデビューのために来日した際には宣伝効果もあってか、また彼女たちのような存在を待っていたのかは定かではないが、韓国とは打って変わって日本での大ブレイクを果たしたのです。CDセールスランキングも初登場5位を記録し、韓国での不人気が嘘のように日本での地位を築き上げていったのだ。

彼女たちとは打って変わって、少女時代はデビュー当時から順風満帆なスタートダッシュを決めて韓国芸能界でも不動の人気を獲得し、日本でも同様に人気を博していきます。自国では少女時代に負けるが、日本国内ならKARAの方が少女時代よりも高い人気だった。

このまま不動へと登りつめると思われていましたが、社会状況などの不運はもちろん、さらに元々の不遇な待遇に耐えかねてグループならではの問題が頻発していたのです。

韓国のアイドルと日本のアイドル

アイドルに対して求めるクオリティは、日本と韓国では異なっています。BoAにしてもそうですが、デビューして間もない新人ながらダンスにしても歌にしても、それまでに過酷な訓練を経た上でしかデビューできないのが韓国芸能界の特徴です。一方で日本のアイドルは訓練こそするものの、どちらかといえばデビュー当時の新人は素人感が少しあるくらいが良いといった、そんな風潮がある。そのため、デビュー曲の完成度で言えば日本と韓国のアイドルでは比べるとしたら、正直失礼な話なのです。

KARAも例外ではありませんでしたが、国内で人気が出なかったために放逐されてしまったこともあって、何とデビューして1年と経たない内にオリジナリメンバーの1人が脱退する事態に見舞われてしまったのだ。その後メンバー補充をされて再スタートを切るも、一向に国内での人気は安定しませんでした。ようやく韓国の音楽シーンで1位を獲得できるようになってからは安定していき、その頃はまだメンバー間でも特別な蟠りなどなかった、そう見ていいでしょう。

韓国でのデビューから3年後、日本でも活動を開始していくと人気を獲得していき、どちらかと言えば日本での人気のほうが圧倒的に優っていたと、度々噂されていたほどだ。実際、メンバーのテレビドラマ出演を始め、彼女たちをモデルにしたアニメまで製作されるまでに至っているところを見ると、どちらをより勢力的に活動の軸にしていたかは見えてくると思います。

無論韓国での人気も確かなものでしたが、後に同じような事態に見舞われてしまうのだった。

メンバー脱退が意味するものは

KARAの転機、それはあくまで良いことばかりではない。彼女たちにしたら悪い方向ばかりで同じような問題が起こってしまいます。2014年、この年にまたメンバーが脱退する事態に見舞われてしまったのだ。表向きの事情としてはソロデビューに向けてのことだったが、一説には事務所による不当な待遇が原因だったとも囁かれている辺り、韓国芸能界ならではの闇が見えてくるようだ。彼女たちが所属している事務所も国内では有名な方だが、内面は中々複雑に絡まっているのかもしれませんね。

その後留学を控えたメンバーがいた事もあってまた脱退者が出てしまい、メンバー補充が行われた。いつぞやとはいうが、もはや定番となった日本のモーニング娘。のような体制を取っているようだ。このグループにしても卒業したら新メンバーを募集して、の繰り返しで大体みんながみんな驚かなくなってきている。

けれどKARAの場合は訳が違う。何せ辞める理由が切実かつ、リアリティがありすぎる内容だからだ。こんな不穏な空気で活動できるなと思っていた人も多かったでしょうが、彼女たちのグループ活動が暗礁に乗り上げてしまったのはこの頃からといっても良いのです。

契約問題
東方神起にしてもそうだが、韓国芸能界で活動している芸能人と事務所との間にて取り交わされている契約については、どうやら黒い噂が絶えないと見ていいだろう。おそらくは稼いでいるはずの額よりも明らかに少ないギャラで酷使され、事務所側の取り分とされているのかもしれません。日本の芸能界においてもよくある話だが、事務所が違っても待遇問題を挙げて揉めるケースを見るとどうやら話の幅は予想以上に広そうだ。
情勢も関係して
日本ではむしろ順調だったが、K-POPを始めとした韓流に対する嫌韓姿勢が強くなったこと、さらに韓国が日本に向けての攻撃態勢によって、韓国における商業活動をしている人たちは肩身の狭い思いをする羽目になっていた。KARAにしても東方神起にしても、少女時代にしてもそうだ。人気のあった彼女たちが突如としてメディアから消えた事、あまりに不自然に感じた人もいるでしょうが、国家間同士の問題に発展してしまえばどうしようもない。

事実上の解散へ

KARAにしても日本での活動はもちろん、韓国でもそれなりに活動はしていたが、2016年になってメンバーの大半が所属事務所との契約更新を行わなかったとメディアにて報じられた。一部のメンバーは残ってソロアーティストとしてデビューを考えているようだが、これによりKARAと呼ばれたアイドルグループは事実上の解散となってしまった。

正直東方神起よりも後味の悪い結末を迎えてしまい、メンバーそれぞれがソロで活動していくことになったとしても、日本での活動はあまり期待できるものではなさそうだ。K-POP終焉により、ほとんどの韓国人歌手が行き場を失った、そんな中でもかつて栄光を極めたトップアイドルグループでさえもその凋落は見るも無残なものだった。